あわじ環境未来島モデル事業
ア 事業概要
「あわじ環境未来島構想」を推進するため、あわじ環境未来島特区計画の改訂を踏まえ、あわじ環境未来島構想に掲げる「エネルギーの持続」「農と食の持続」「暮らしの持続」の実現に向け、住民組織・NPO・企業・行政等の協同体により行われる先駆的・モデル的な取り組みに対して支援を行う。
イ 実施主体
県、島内3市
ウ 補助内容
あわじ環境未来島構想の推進に資する住民、NPO、企業等の共同体による取組に対して、県が1市当たり上限1,500千円を補助する(市負担あり)。
エ 取組内容
■新規事業
- 新たに協同体を設立して、地域課題や特区計画を踏まえた「新たな課題※」の解決に繋げるモデル的な事業。(新規)
- 継続して実施する事業に加えて、「新たな課題※(全体事業費の概ね1/2以上を占めるものに限る。)」に取り組む事業。(追加)
地域課題や特区計画改訂を踏まえ、これまでの取組に加えて「新たな課題」の解決に繋がる事業を重点的に支援する。
*新たな課題例
- エネルギーの持続・・・エネルギーの“地産地消”の促進、創出拡大など
- 農と食の持続・・・農林水産業の振興・6次産業化・人材育成
- 暮らしの持続・・・安心して暮らせる地域づくり、交流・インバウンドの促進など
■継続事業
継続して実施する場合で、助成期間が3年に満たない事業。
令和3年度計画内容
協同体名 | 取組計画内容 | |
南あわじ市 | 沼島地区あわじ環境未来島構想推進協議会 | 沼島内において観光ボランティアの減少や高齢化が課題となる中、無人による観光案内の実現を目指し、観光客にとってわかりやすく自然に調和した観光案内板の整備を行う。 ○看板デザインの制作 ○統一した観光案内看板の整備(計12箇所を新設・更新・撤去) |
淡路市 | あわじ次世代テック推進会 | 地域の小中学生にプログラミング技術を学ぶ場を提供し、地域住民が運営に関わることにより、大人も子どもの世代間交流を促進する。また、実際のフィールドを活用することで地域課題を題材とたICTの学び実験を展開する。 ○廃校を活用したプログラミング&ロボット教室の開催 ○高校生や地域住民を対象として教室を運営できる講師の育成 ○農林漁村のフィールドを活用したIoTプロダクトの開発と実証実験の実施 |
淡路島竹資源活用推進委員会 | 竹を線香の原材料として利用することによる放置竹林の解消及び資源の地産地消を通じた地場産業の活性化を図る。 ○竹を原材料とした線香の改良(竹粉の配合比率の最適化等) ○竹を原材料とした線香のPRに向けたパンフレットの作成 |
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淡路ラボ運営協議会 | 20代から30代の若い層に向けて淡路島での暮らしや企業のインタビューをVR撮影しYouTube等で発信し、デジタル関係人口の増加を図る。また、活動に参加する大学生のコミュニティ形成を促進し、地域で継続的に活動する人材を育成する。 ○移住者の暮らしや企業の職場の様子のVR撮影及び配信 ○地域活動を行う大学生の募集及びコミュニティ形成の支援 |
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北淡路里山活性化委員会 | 旧育波村の五斗長地区や生田地区等において、地区内の団体や事業者の連携をすすめ、地域資源の魅力を発信し、交流人口の増加に向けた受入環境を整備する。 ○各施設等への道しるべとなる小看板の設置 ○桜並木の整備 ○各施設の特徴を説明するマップ(パンフレット)の作成 |
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長澤元気村協議会 | 地域の特産物である自然薯のほか、米や東山寺ダイコンをPRするためのイベント開催し、値域活性化と交流人口の拡大を図る。また、イベント時には放置樹木の伐採により発生した間伐材を加工した薪を活用する。 ○竈を活用した炊飯体験やおにぎり試食のイベントを開催 ○放置樹木を伐採した間伐材を活用した薪の再利用 ○地元で栽培・収穫した自然薯を活用した自然薯祭りの開催 |
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淡路島ライフセービングクラブ | ライフセーバーの育成やビーチイベントを開催することにより、浦県民サンビーチでの「ブルーフラッグ」取得に向けた活動を促進する。 ○ライフセーバーの育成に向けたジュニアライフセービング教室やウォーターセーフティ講習の開催 ○ビーチフラッグ等のビーチイベントの企画運営 ○イベント等の参加者によるビーチクリーンアップ活動の実施 |
令和2年度事業内容
協同体名 | 取組計画内容 | |
洲本市 | 洲本市域学連携推進協議会 | 地域課題の解決や経済の地域内循環に資する新たなビジネスモデルの創出に向け域学連携事業を促進する。 ○龍谷大学のユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター洲本分室の設置 ○地域関係団体や高校生が利用できるコワーキングスペースの運営 |
南あわじ市 | 南あわじ市縁結び事業推進協議会 | 淡路島の未婚化・晩婚化の進行を緩やかにするため、出会い支援事業を実施する。 ○協議会を運営し、出会い支援事業の取組みを協議 ○市民ボランティアによる縁結び相談、お見合い紹介の実施 ○自宅に居ながら参加可能な出会い交流イベント「オンライン婚活」の開催 ○PR動画や島内広報誌による「ハッピーマジックの会」事業のPR ○企画委員会の開催 |
淡路市 | 淡路島ライフセービングクラブ | 浦県民サンビーチでの「ブルーフラッグ」取得を目指し、ライフセーバーの育成やビーチでのイベントを実施する。 ○ライフセーバーの育成に向けた講習会の実施 ○カヤックやボード等を活用したビーチイベントの企画運営 ○地域住民の海岸美化意識向上のためのビーチクリーンアップ活動の実施 |
あわじ次世代テック推進会 | 小学生を対象にプログラミング技術を学ぶ場を提供し、地域住民が運営に関わることにより、大人も子どもも学べる地域での世代間交流を促進する。 ○遊休施設を活用した小学生対象のプログラミング&ロボット教室の開催 ○高校生や地域住民のインストラクターを養成 |
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淡路島竹資源活用推進委員会 | 淡路島の地場産業である線香の原料として竹を活用し、地域内経済の循環を図る。 ○竹を炭化するための粉砕装置の開発 ○竹を原材料とした線香の試作品の開発 |
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北淡路里山活性化委員会 | 五斗長地区及び生田地区において地域資源を共有し、各地区を周遊しやすい環境を整備する。 ○案内看板の設置による周遊観光ルートの確立 ○観光客を呼び込むための桜並木周辺の環境整備 |
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長澤元気村協議会 | 放置樹木の伐採により発生した間伐材を薪に加工し、地域内のイベント実施時に再利用することでエネルギーの地産地消を図る。 ○通行の妨げや見通しの悪化の要因となる樹木の伐採 ○間伐材を再利用した薪の製作及びピザ窯やバーベキュー用の薪として活用 ○自然薯の栽培及び収穫した自然薯を活用した自然薯祭りの開催 |
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ミライはじまりの島運営協議会 | 都市部の若者層を対象に、淡路島を五感で疑似体験するサービスを開発し、淡路島の魅力を発信することによりデジタル関係人口を増加させる。 ○淡路市を中心にしたVR(仮想現実)映像の撮影及び編集 ○VR映像の定期配信と食材等のセット提供 |
令和元年度事業内容
協同体名 | 取組計画内容 | |
南あわじ市 | 沼島地区あわじ管区教未来島構想推進協議会 | ○空き家の改修による民泊を見据えた交流拠点の整備 ○おのころクルーズの利用促進事業 |
南あわじ市定住促進協議会 | ○協議会運営 ○SNS等を活用した情報発信 ○移住定住相談(ワンストップ窓口)の機能強化 ○田舎暮らし体験ツアー等の実施 ○田舎暮らし応援相談会等の実施 |
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南あわじ市縁結び事業推進協議会 | ○協議会運営 ○縁結び相談、お見合い紹介の実施 ○出会い交流イベントの開催 ○企画委員会の開催 |
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南あわじ市大学連携推進協議会 | ○吉備国際大学農学部における8つの研究会を中心とした連携促進 ○大学の認知度向上と地域の情報共有 ○地域愛を持った人材の育成 |
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淡路市 | あわじ次世代テック推進会 | ○小型ボイラーの開発 ○竹チップボイラーの実証 |
長澤元気村協議会 | ○自然薯食堂運営 ○自然薯栽培 ○婚活バーベキューイベントの開催 |
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生田地域活性協議会 | ○交流拠点施設の整備 ○地域の特産品をPRするイベントの開催 ○地元産小麦粉の栽培 |
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五斗長まちづくり協議会 | ○五斗長のPR活動 ○遺跡を活用した体験教室の開催 |
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洲本市 | 洲本市鳥獣被害防止対策協議会 | ○AWAJISHIMA shishikaの普及啓発活動 ○ジビエ料理のレシピ本を作成 ○大阪ジビエイベントの実施 ○処理場の誘致 |
平成30年度事業内容
協同体名 | 取組計画内容 | |
南あわじ市 | 沼島地区あわじ環境未来島構想推進協議会 | ○空き家の改修による民泊を見据えた交流拠点の整備 ○おのころクルーズの利用促進事業 |
南あわじ市定住促進協議会 | ○協議会運営 ○SNS(Facebook等)を活用した情報発信 ○移住定住相談(ワンストップ窓口)の機能強化 ○田舎暮らし体験ツアー(4回)、応援相談会(3回)の実施 ○移住定住促進アクションプランの策定 |
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南あわじ市縁結び事業推進協議会 | ○協議会運営 ○縁結び相談、お見合い紹介の実施 ○出会い交流イベントの開催(2回) ○「恋する放課後・ハロウィンパーティ」の開催 ○企画委員会の開催 |
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南あわじ市大学連携推進協議会 | ○吉備国際大学農学部における8つの研究会を中心とした連携促進 ○大学の認知度向上と地域の情報共有 ○地域愛を持った人材の育成 |
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淡路市 | あわじ次世代テック推進会 | ○プログラミング&ロボット教室の開催(5クール) ○地域での講師育成 ○プログラミングやIoTの文化活用の検討 ○プログラミングやIoTの産業活用の検討 ○プログラミングやIoTの食と自然活用の検討 |
淡路島竹資源活用推進委員会 | ○ボイラーの開発 ○ボイラー設置箇所の選定 |
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長澤元気村協議会 | ○自然薯食堂運営(4回) ○自然薯栽培 ○自然薯ピザの活用 |
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生田地域活性協議会 | ○交流拠点施設の整備 ○地域の特産品をPRスツイベントの開催 ○地元産小麦粉の栽培 |
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五斗長まちづくり協議会 | ○五斗長のPR活動 ○遺跡を活用した体験教室の開催 |
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3地区連携推進協議会 | ○3地区合同イベントの開催 ○周遊マップの発行 |
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洲本市 | 洲本市鳥獣被害防止対策協議会 | ○ジビエ肉の普及啓発活動 ○捕獲獣肉を活用した食肉加工品の商品開発 ○捕獲獣肉を活用したペットフードの商品開発 ○ジビエ倍増モデル事業者との連携 |