藤澤帆奈美 氏(大学農学部との連携)
古くから続く淡路島の農業を絶やさないよう、
若者の参画に貢献したい
大学農学部との連携
吉備国際大学 農学部 地域創成農学科
藤澤帆奈美 氏
これまで取組んできたこと、現在取組んでいること、今後取組みたいことを教えてください。
地域連携の取組の一環として、ほ場や農協などを訪問し、実際に従事されている方から生の声を聞くことで、淡路島の農業の現状や課題について理解を深めました。
また、自然環境に配慮した持続可能な農業への貢献として、トビムシの生物農薬への活用に関する研究にも取り組んでいます。
今後は淡路島の農業について仕事を通してさらに勉強していくとともに、農業に携わる方々と直接かかわって支援していきたいです。そして、淡路島の農と食の素晴らしさや今後の課題などについて発信していけるようになりたいです。
農業を勉強しようと思ったきっかけを教えてください。
昔から昆虫に興味があり、そこから生物農薬に興味を持つようになりました。
生物農薬などの研究をできるところとして、神戸出身ということもあり、通学圏内である吉備国際大学農学部へ進学しました。
大学での研究を通して、淡路島の農業について卒業後もより知識を深めたいと思ったとともに、地元の方との交流など、友人が淡路島での生活を楽しんでいるのに憧れ、淡路島への移住と就職を決めました。
取組を通してどんな淡路島にしたいですか。
農業従事者の高齢化、後継者不足が全国的な問題となっていますが、古くからある淡路島の農業を絶やさないように、若者の参画に貢献したいです。また、高齢者が農業を続けていける取組として、作業効率化や集荷運搬がしやすい特産品の開発等が進んでいますが、それと同時に、自然環境に配慮した農薬等の活用など、持続可能な農業への取組が両立されることが重要だと思います。